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 ヒューストンで少年野球をはじめよう!



アメリカで4 大スポーツと呼ばれているのは以下のスポーツ。


アメリカンフットボール(NFL)

野球(MLB)

バスケットボー ル(NBA)

アイスホッケー(NHL)


実際にテキサスでも、アイスホッケーはあまり聞きませんが、一人の子がシーズンを変えて、これらのスポーツをやっているなんて事もよく聞きますね。 都会と違って、子供を連れていく場所が少ないテキサスのような土地では、休日は親子でスポーツまたは、スポーツ観戦を思いっきり楽しむ家庭が多いですね。 私たち駐在員家庭にとっても、スポーツをさせることは、まだコミュニケーションを言葉で取ることができない子供でも、スポーツを通して、友達と一緒に楽しく過ごせる場を与えてあげられる。といったメリットがあると思います。


ヒューストンアストロズ


さて、そんな中でもやはり野球が人気なんだな~!と実感するのが、ヒューストンアストロズの熱狂的なファンの多さですよね。お気づきかと思いますが、プロ野球のシーズンが終わりに近づくと、アストロズ色オレンジのシャツを着ている人がとても多くなりますね。アストロズ戦のある日は、学校でもオレンジを着てくる日となっていたり、ファンでもファンじゃなくても、学校でも会社でもアストロズのシャツを着るのが当たり前。というほどの熱狂ぶり。2017年にアストロズがワールドシリーズで優勝してからは、更にアストロズのファンが増えたそうです。


アメリカンフットボールもかなりの人気のテキサスですが、今回はベースボールに焦点を当てたいと思います。アメリカに来たばかりで、いったいどこから始めればいいのかしら?

と思う方も多いと思いますので、お助けマップメンバーが、我が家の経験をもとにできる限りのことをお伝えしたいと思います。



どんなチームがあるの?仕組みは?


まずアメリカのスポーツはシーズン制なので、時季を待って申し込みをする必要があります。

野球には2シーズンあり、秋と春になります。どちらも2か月くらい前にWebなどで登録をし、トライアウトを受けることになります。ヒューストン近辺の少年野球事情を調べてみると、3つの選択肢があることがわかります。


レクリエーショナルチーム(レックチーム)

セレクトチーム

トラベリングチーム



レクリエーショナルチームとは、どちらかというと初心者向け、野球をやってみようと思っている子が初めて所属するチームといった位置づけ。リーグにもよるかと思いますが、レックチームの場合、トライアウトで落ちるということはほぼなく、トライアウトにて、チームに偏りが出ないように選手を振り分けるといった形になります。そしてここでコーチになるのは、ほとんどの場合が野球経験のある保護者です。なので、自分の子供が所属するチームには必ずコーチ、アシスタントコーチを引き受けてくれている保護者がいるという感じです。とてもありがたいですね。


こういったチームの場合、親の参加はやはりある程度は期待されている。と言ってよいでしょう。パパが一緒に練習に来て、子供達とキャッチボールをしたり、アシスタントコーチをしている光景は全く珍しくありません。どうやってそんなに早くに仕事を終えてるのかしら?と正直、不思議に思います。

けれども、もちろん仕事の都合で、来られないパパもいます。練習は平日夕方2回、週末に1回といった感じです。(補習校と被る可能性は高いです。補習校は早退、遅刻などで通えるので問題はなし。)

平日練習は6時もしくは、7時半からなど比較的遅い時間にありますので、練習場が家からある程度近いことは重要な決定要素になってきます。練習時間はだいたい1時間半ほどになります。雨の場合は、中止もしくはインドアのバッティングセンターに変更になることが多いです。

🏆レックリーグでもらったトロフィー🏆

レックチームの場合、シーズンの最初に練習を重ね、シーズンの途中から練習が減り、リーグ戦、そしてトーナメント戦の試合へと変わっていきます。


すべての試合は、レックリーグ内で行いますので、だいたい同レベルのチームと試合になります。試合は練習をしていた時間、平日、週末に入ります。トーナメントで勝ち残ると、立派なトロフィーももらえ、子供も親もテンションが上がります❣


レックリーグでは4歳から6歳まではTボールになります。ここでは競うことは目的ではなく、ボールの打ち方、キャッチの仕方、ベースへの出方など基本的なことを学びます。このくらいの小さいうちは、練習時間はもう少し早いと思われます。(ご確認ください!)7歳から8歳はコーチピッチングになります。チームワークやスポーツマンシップを学びます。まだまだエラーばかりの、可愛い野球が見られます。ここが終わるころから、セレクトチームを作り始めるコーチが出てきます。

      


セレクトチームとは、多くの場合レクリエーショナルチームでやってきたコーチが、さらに上を目指すために、自分の気に入った選手に声をかけて、チームを作るというステップアップした形のチームになります。

コーチはレックチーム時代からトライアウトや、試合にて多くの選手を見ています。常に良い選手を探しているといった感じです。ですので、自分の子供もそこそこ活躍していると、複数のコーチから「セレクトチームを作るんだけど、どう?」みたいな形で声がかかります。セレクトチームのレベルは。。。というと、やはりレックリーグで教えていたコーチだけでは、なかなか勝てるチームにはできません。なので、多くの場合はステップアップしたコーチ(元プロ野球選手の保護者や、野球経験の長い保護者、自分の子供のコーチをしていて、子供が大きくなっても子供達を教えているベテランコーチ)などを迎えて練習をすることになります。

セレクトチームに入る場合は、コーチがどのレベルにあるのかも、把握しておくことが、とても大事だと思われます。しっかりと教えられるコーチがいなくては、レベルアップも望めません。


もろんセレクトチームになりますと、コミットメントレベルも上がります。平日2,3回の練習には必ず参加する、土日に組まれるトーナメントにもよっぽどの事がない限り、参加することなどが求められます。

週末のトーナメントはヒューストン近郊で行われますが、土曜日に2試合くらい、日曜日は勝ち残れば4試合くらいになることもあります。優勝、準優勝となると、リングがもらえます。また試合のない週末には練習が入ります。


セレクトチームでトーナメントに出るとリングがもらえる💍 1位はゴールド2位はシルバー



コーチが声をかけるポイントには、選手のレベル以外にも、親のコミットメントレベル、熱意、チームの雰囲気に馴染めるか、などもあるようですので、良いコーチに巡り合えたとしたならば、その出会いを大切にする親の姿勢も大切だと思います。


セレクトチームの選択肢も増えますが、もちろんそこまで本格的なのは。。。。という場合はそのままレックリーグで野球を親子共々気軽に楽しむ選択肢も残っています。


   



トラベリングチーム

我が家は残念ながらトラベリングチームの経験はないので、書けることが少ないですが、セレクトチームの更にステップアップした形となると想像すると良いでしょう。


トラベルにはもちろん親が付いていき、ホテル代や飛行機代などもかなりかかりますので、安易な気持ちではじめることはできないと思います。セレクトチームレベル以上の実力がある、本格的にどうしてもやらせたい。などの熱意が沸いてきたらトライアウトに挑戦するといった形となります。



💡チームの探し方

これはなかなか難しいです。自分の住んでいる近辺のリーグをgoogleなどで検索しても、必ずしも多くの情報が載っている。とは言い難い状況だと思います。レックリーグの場合は、やはり近所の人や学校のお友達など、周りの方に聞いてみるのが一番。

セレクトチームを探す場合は、FacebookのHouston Select Baseballなどのグループページが多くあるので、そこで、どの辺に住んでいて、セレクトチームを探しています。などと質問してみるのも手だと思います。

これからはじめる場合は秋シーズンからになりますので、トライアウトは7月から8月になります。






余談①:チームに対する忠誠心?!


レックリーグから始めて、レックリーグに残ったとしても、レックリーグからセレクトチームに移ったとしても、チームが変わるたびにユニフォーム一式、ヘルメットからバッグまで購入しなおすことは、当たり前になっています。親にとっては出費が結構大変なのですが、シーズンごとに違うチームへ移る選手も、とても多いのが少年野球の世界です。日本だと小学校のチームや、少年野球チームで一緒に何年間も野球をするというのが一般的ですが、こちらでは出入りの激しいのが一般的です。また去る理由はやはりそれぞれ。ステップアップがほとんどですが、チームワークが悪くなってくることもあれば、親同士のケンカが原因なんてことも。


日本人の私からすると、途中でチームを移るなんて。。。と思うこともありますが、やはり周りで出入りが激しいと、子供の活躍っぷりや、ムードも変わってきたり、やはり違うチームを探そうかな。。。と思うタイミングは正直何回かあり、気が付いたら何回も変わっていた!という感じです。



余談②:試合中の雰囲気はどんな感じ?!


次男は3年生まで小学校の野球部にいましたが、日本とアメリカの試合の雰囲気は全く違います。とにかくアメリカの野球は褒めて伸ばす!楽しく野球をする!といった感じで進んでいきます。


選手がバッターボックスに登場する際にはwalk up songを流し、試合の合間にも気分を盛り上げるような音楽を保護者がスピーカーと携帯を使って、流しているのも珍しくありません。


試合が始まる前にも、気分を高めるために流している音楽に、ラテン系のコーチやチームメイトが、踊りながら楽しんでいるなんてこともあります。チームの雰囲気はそれぞれなのですが、子供にとってはとことん楽しむ野球を経験させてあげられるのも駐在生活ならではなのかな?と思います。






我が家の場合

我が家の次男は、日本で小学一年生の時から、小学校の少年野球部に属し、比較的しっかりと野球に取り組んでいました。アメリカの少年野球ではプロ野球と同じ硬式球が使われるのが一般的ですが、次男の場合は日本の小学校でも硬式野球をやっていたので、しっかりとしたチームに入れてもやっていけるのではないか。と思い、最初は本格的なセレクトチームのトライアウトを受けさせました。


しかし、そういったチームはやはり野球を楽しむだけでなく、レックチームよりレベルアップした野球をしたい子供と親の集まりといった感じで、まだ英語ができない息子には厳しい環境になるかも。と思い、レックチームを選びました。しっかりとした経験があって入っているのは、次男のみといった感じでしたが、それでも次男はシャイな性格なので、なんとかチームに溶け込んでいるという感じでした。もう少し早くにレックリーグを抜けて、ステップアップを図るべきだった。と今となっては思いますが、駐在員である夫の仕事の忙しさと、3人いる子供の送迎はとても大変だったので、やはり子供のスポーツ中心にすべてを進めることは難しかったです。


テキサスという広大な土地では送迎の負担はやはり大きく、どこの保護者も苦労しています。保護者同士で協力してカープールで送迎などをすることもよくあります。家族でよく考えて、落としどころをしっかり見極めて、駐在生活を充実したものにできるといいですね。


さて、長くなりましたが少年野球について少しわかっていただけましたでしょうか。

もしも質問などがありましたら、お助けマップにお気軽にご連絡ください。できる範囲でお答えいたします!





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お助けマップは、ヒューストン生活に役立つ情報を発信する、日本商工会のボランティア組織です。現在は月1回のミーティングを中心に、協力しながら楽しく活動中🌻

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