アメリカのクリスマスに欠かせない!かわいい「エルフ」のお話
- Otasuke Map

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アメリカではクリスマスシーズンになると、街のあちこちで「エルフ(Elf)」と呼ばれる人形を見かけます。このエルフとは、いったい何なのでしょう?

◆エルフとは?
エルフとは、サンタクロースを手伝う小さな妖精のこと。いつもは北極に住んでいて、子どもたちのためにおもちゃを作ったり、いい子・わるい子リストをチェックしたりと、クリスマスを支える大切な存在とされています。とがった耳と緑や赤の洋服、元気いっぱいの笑顔がトレードマーク。人形は男の子だったり女の子だったり、目の色がブルーやブラウンなど様々なものがあります。
中でも人気なのが「Elf on the Shelf(棚の上のエルフ)」というイベント。11月の終わり頃になると、この小さなエルフ人形が家にやって来ます。エルフは夜になるとサンタさんにその家の子どもの様子を報告し、朝にはまた家に戻ってきます。いたずら好きで、時には冷蔵庫の中やツリーの上に隠れることも。
実際にはパパやママが人形を用意し、毎日家の中でエルフの場所を変えて設置します。
実はこの「Elf on the Shelf」の習慣はアメリカでも比較的新しい文化なんです。
2005年にアメリカ人の母娘が絵本『The Elf on the Shelf: A Christmas Tradition』を出版したことがきっかけで大きく広まったと言われています。本に付属していたエルフ人形がSNSなどで紹介されるうちに、今ではクリスマスの定番イベントとして知られるようになりました。
◆エルフのルール
子どもたちの行動をサンタさんに伝える、かわいくてちょっと不思議なエルフには、いくつかのルールがあります。知らないとエルフの魔法が消えてしまうかも?!
1. エルフには触ってはいけません!
もし人間が触ると、エルフの魔法が弱まってしまいます。どうしても動かしたいときは、大人がスプーンなどを使ってそっと動かすことも。
2. 毎晩サンタさんのところへ帰ります
夜になると、エルフは北極へ飛んでいき、サンタさんにその日の子どもたちの出来事を報告します。朝にはまた家のどこかに戻ってきます。
3. 朝になるとエルフは新しい場所にいます
毎朝、エルフがどこに隠れているかを探すのが子ども達の楽しみ!
4. エルフは話しかけられてもしゃべりません
でも、言葉や願いはちゃんと聞いていて、サンタさんに届けてくれます。
5. クリスマス・イブの夜に北極へ帰ります
エルフはサンタさんと一緒に帰っていき、次の年まで北極でお休みします。
エルフはただの人形ではなく、クリスマスをもっと楽しくしてくれる魔法の存在。ルールを守って、家族みんなでエルフとの毎日を楽しみましょう!
◆実際に試してみた
今年アメリカで初のクリスマスを経験する筆者(Elementaryの子ども2人あり)も初めてエルフを取り入れてみました!

まずは子ども達に事前に付属の絵本を読み聞かせ、エルフの存在とルールを伝えておきました。
後日エルフがツリーの上に現れて大興奮!『明日の朝、どこにいるのか楽しみー!』『エルフになんのプレゼントお願いしようかなぁ』と、ワクワクしている子どもたちの様子はとても微笑ましかったです。
毎晩子ども達が寝た後にエルフの場所を変えるのは少し手間ですが、エルフにこっそり欲しいプレゼントを伝えたり、毎朝エルフを探すのは子ども達にとって楽しいイベントになっています♪


家族みんなでクリスマスを楽しみに迎えるイベントとしてとてもおすすめです♪
皆さまのお家でも取り入れてみられてはいかがでしょうか?








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